松下幸之助「不況克服の心得十カ条」
 第六条 時には一服して待つ


◆無理をせず、一時的に一服する

事に窮してあせればあせるほど結果が悪くなるということは往々にしてある。例えば、不況下で
無理をして注文をとろうとすると、かえって大きな損をして会社の破綻を招きかねない。そのよう
な無理をせず、

ひまはひまで仕方がない。これは一時的な現象なのだから、この機会に、日ごろ手が届かなかっ
たお得意先に対するサービスをしておこう、手入れすべき機械は手入れしておこう

と、考える会社ほど、衰えることなく、やがて時を得て発展していくものだと松下幸之助はいっ
ている。

  

◆意味のある一服をする

戦いでも一服して戦線を整えるということがありますでしょう。今はやむを得ず一服する形だけれ
ど、これを反省する機会だと考えて、『困った、困った
』と思わず、静かにすべてを考え直してみる
ことです」

と、厳しいときこそ、腹を据えて一服することに意義があると説いた。しかし、ただ休むのではな
く、次なる発展のためにカを蓄積すべきだと語っている。

仕事がないなら、『あした一日休め。しかし、ただ休んではいけない。一日分、相撲をとって力を
鍛えよ、勇気を鍛えよ』ということをいわなくてはなりません


(PHPビジネスリビューより)

                                                 
                                                                      以上