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仕事のヒント

今月は日本のマーケティング界の第一人者神田雅典氏による「仕事のヒント」です。
神田氏は大変右脳の発達した方で、「ヒラメキ」「感性」に基づいて発する言葉は、噛みしめて読めば大変心を動かされます。

なお、毎日メールで送られて来ますので、ご希望の方はメールでお申し出ください。



■経営者の生き方

◆キーワード

白紙とペンを持って、部屋にこもる。この半日の作業が、もっとも収益率が高い。

◇解説

頭脳労働は肉体労働の5倍疲れる。だから多くの人は、頭を使わないで、手と身体を動かしつづけるという肉体労働を一生懸命行う。
働いているように見えるが実はラクなのだ。それよりは、日常業務は忘れて、部屋にこもろう。そのときに、生み出される発想が、あなたの会社を何倍も大きくする。


◆キーワード

プロは、一生、勉強を止めない。

◇解説

聴いたことがある、知っている、だけでは不十分。わかったと思ったとたんに、忘れて使えなくなる。だから、繰り返し、勉強を続けるものだけが、成長する。


◆キーワード

過去にこだわり、未来に不安を感じると、現在のエネルギーが使われる。

◇解説

子供が常に元気一杯なのは、いまこの瞬間を生きているから。
いまこの瞬間を楽しみ、泣いて、笑う。


■企業経営のヒント

◆キーワード

自社カレンダーづくりは、企業神話づくりの第一歩

◇解説

企業のなかに神話をつくり、文化を伝承させたいなら、会社の記念日をはじめとした節目の日のカレンダーをつくるといい。


◆キーワード

商品をシリーズ化して、何倍も儲ける。

◇解説

たとえばハリーポッター。一冊売れれば、何冊も売れる。
あなたの商品は単発で終わりか、それともシリーズで買うことができるのか?


■マーケティング

◆キーワード

想定する期待と、現実のギャップが広がった場合、人間は行動を起こす。

◇解説

人間の行動というのは単純で、期待と現実の差からしか生まれない。このギャップが大きければ大きいほど、心理的に不均衡になる。
そして不均衡を解消するために、お客は行動を起こすわけだ。
だから、期待と現実のギャップを広げるほど、セールスメッセージの反応は良くなる。


◆キーワード

自分の名前は、世界で最も美しい言葉である。名前を活用して、お客を感動させよう。

◇解説

自分の名前が活字になると、素晴らしい効果になる。新規購入者を歓迎する趣旨で、ニュースレターに名前を掲載すると、顧客の定着率がよくなる。
また、誕生日月に、ニュースレターに名前を掲載してお祝いすると、購入率が高まる。
もちろん、事前に許可をとっておくのは当たり前。


◆キーワード

DMを書いてはならない。お客様に手紙を書くのだ。

◇解説

DMを書こうと思ったとたん、宣伝文句の羅列になる。うまいDMではなく、愛情のこもった手紙を出すことで、ビジネスは無味乾燥な体験ではなく、感動できる物語に変わっていく。
手紙を受け取る人が目の前にいたら、一体あなたは何を話すだろうか。その内容を、話し言葉で書いてみよう。


◆キーワード

トップ営業マンの極意は、「集めて、切る」。

◇解説

マーケティングとセールスというのは、全く異なり、正反対の動きをする。マーケティングは見込み客を集める。セールスは、いますぐ客を見極める。マーケティングはお客を育てる。セールスはお客を刈り取る。この違いがわかっていない会社は、営業効率が極めて悪くなる。