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「72の法則」と「縄文預金」

 

昨今の厳しい超低金利時代の資産運用について少し考えてみました。

資産形成の1つの考え方に、「72の法則」というのがあります。これは、銀行に預金していたり、投資している資産が2倍になるまでにどれぐらいの時間がかかるかを計算する法則です

例えば、6%の受け取り金利でしたら72÷6%=12年ということになります。(税金等を考慮外とします)

この法則に基づいて下記の表を作ってみました。


金利

0.02%

3%

6%

9%

100万円

100万円

100万円

100万円

200万円

12

200万円

16

400万円

24

200万円

400万円

800万円


3600

200万円


以上のように、現在の0.010.02%程度の超低金利では資産を2倍にするには、3,600年(紀元前1,600年)から7,200年もかかります。

そのころの日本は縄文時代でした。もしも縄文時代に貝塚でアサリをむいていた祖先がその稼ぎの100万円を縄文定期に0.02%の利率で預けていたら、3,600年後の子孫である我々は200万円を受け取る事が出来ます。これを「縄文預金」と呼ぶそうです

一方、9%の金利で運用した場合は、8年で2倍の200万円、16年で200万円の2倍の400万円、24年で更に400万円の2倍の800万円になります

金利が0.02%から9%に上昇するだけで、幾何級数的に資産が増えるという現実をしっかりと見つめ直すときと思います。

今年に発表された政府の経済財政の中期見通しや日経新聞記事では、そろそろ日本経済がデフレから脱却してインフレにはいることが予想されています。

もし、このインフレ率が1%であれば、貨幣価値は10年後で約10%、20年後で約18%、30年後では約26%も下落します

又、このインフレ率が2%であれば、貨幣価値は10年後で約18%弱、20年後で33%強、30年後で約45%も下落してしまいます。

以上のように、「超低金利」と「デフレ脱却からインフレ傾向」という2つの敵に対して、「自らの資産は自らが守る」という決意が必要な時になってきたと思います。

その為には、下記の検討等が必要と思われます。

@     フィナンシャルゴールの設定
   ・・・特に老後の資金対策

A     金融商品の多様性の理解とゴールに合った金融商品の選択

B     換金性を考慮したポートフォリオの決定と定期的な見直し
   ・・・特に、長期分散投資の有効性の活用

如何でしょうか?これを機会に、一度徹底したご自分の資産の現状分析と今後の対策をご検討頂ければ幸いです