No.6
トップダウン経営をする
 私共の経営計画書には、社長の決意として次のことが書かれています。
人間は過去の経験則から現在の問題を解決しょうとしますが、世の中が大変革するときには、過去の経験則は役に立ちません。ボトムアップで皆で話し合い良きに計らえでは駄目なのです。
 ボトムアップ経営は、右肩上がりの経済で現状を変えなくてもよい時のみ通用します。今は
トップダウン経営のときです。トップダウン経営とは、社員一人ひとりが持つ能力なり、意見を、経営者が吸い上げてトップダウンで実行させることです。しかし、ワンマンのトップダウン経営は危険です。但し、戦術レベルではボトムアップ経営が正しい。
 私はよくお客様から、今よい業界はどうかとか、景気はどうか、どういう会社が良いかとか聞かれますが、私が答えられるのは、どの経営者がどのような経営をしているから業績が良いのです。ということです。即ち、会社経営は、100%社長次第としか言いようがありません。いくらデフレで景気が悪いと言っても、例えば自動車業界ではトヨタとホンダは業績が良く、業績の悪かった日産が社長がゴーンさんに変わったとたんに、過去最高の利益を出しているわけです。まして、我々中小企業は政治や景気のせいにしたって誰も助けてくれません。与えられた経済環境の中で先を読み、自社をつぶれない会社に変革していくほかないと思います。
 経営者の一番の仕事は、時代の流れを読み世の中の変化に自社を適応させることです。
多くの経営者は、会社はいつつぶれるか不安でいっぱいです。明日にでもつぶれるのではないかと思っているのは現状です。ですから、お金の使い方、社員の待遇を慎重に成らざるを得ません。しかし、経営者の気持ちは社員には伝わりません。
 よく経営者の方から、社員に危機意識がないと言われます。しかし、これは立場が違うのですから同じ危機意識を持てというのが無理な話だと私は思っています。
そのかわり経営者は、トップダウン経営により、スピードを持って会社を変えて行くわけです。会社が変わるのは、経営者が先頭に立って実行したときのみです。

時代の変化に自社を変化させる、実行力のない社長では、会社は存続出来ません。
 経営者の戦略、戦術を社員に実行してもらうための最大にして最強の動具は、経営計画書です。経営計画発表会で経営者が社員に協力をお願いして、社員が経営方針の実行に協力すると誓うわけです。
 会社は社長しだい、トップダウン経営が正しい。だから社長業は楽しい。夢を語り、夢や想いを実現させる最高の場が会社です。