No.4
経営者の夢

 過去、年末の紅白歌合戦で中島みゆきさんの「地上の星」を聞いて、胸が熱くなった人も多いのではないかと思います。この「地上の星」と「ヘッドライト・テール」はNHKの「プロジェクトX・挑戦者たち」のためにわざわざ作詞、作曲されたものだそうです。
その経緯をNHKの今井プロデューサーの講演した記録をまとめた記事を友人が送って来たので読んでみたら感動する内容でした。
 プロジェクトXはご存じの方も多いと思いますが、なぜこうも多くの支持を得たのかという問いに、今井プロデューサーは、「これは、どこにでもいる普通の人達の物語だ」と。「その人達が不可能と言われたことに挑戦する」「数多くの困難を乗り越えて最後にはやり遂げる」このことが皆に共感されるのではないかと。
 人というものは試練とか苦労が好きなのではないでしょうか。試練に打ち勝つ事によって、人は感動するのではないでしょうか。人が成長するためには、多くの試練を乗り越える体験が必要なのではないでしょうか。
 今月のテーマは「経営者の夢」です。経営者の夢を形にしたものが経営計画書です。
経営計画のなかで多くの目標に挑戦し、一度や二度の失敗は乗り越え、やがて目標も達成し、社員全員で享受する。会社の中に「感動するドラマのかたち」を作るのです。
一人一人がヒーローになれる会社にするのです。そのために経営計画書のなかで、出来るだけチーム別、個人別に目標を設定するのです。そして目標を達成したら、みんなを「ねぎらってあげる」のです。魂のごちそうです。家族より長い時間を一緒に過ごしているのが社員です。従業員満足こそ会社の使命ではないでしょうか。お金は大事ですが、お金ではありません。プロジェクトXの男達を見ればわかります。
 世の中は今年も厳しいと言われていますが、今こそ不可能と言われたことに挑戦し、目標達成のために努力し、試練を楽しみ目標を達成しましょう。これが従業員満足ではないでしょうか。
 次に商売で儲けることで気づいたことがあります。成長している会社、利益の出ている会社は、競争相手が少ないか弱いということです。マネージメントゲームという経営のシュミレーションゲームで勝つ極意があります。6人のメンバーでやるのですが、他の5人が弱ければ一人勝ちです。こういう市場だと楽です。競争相手が強い場合には勝てなかったり、勝つためには苦労するので、その市場ではやらない。そして競争相手がいない所か、いても自分の得意技で戦える市場で勝負する。これは、戦略です。
戦略とは方向性ですが、具体的に言うと順番です。目標に優先順位をつけ、自分が勝てる市場を探し、勝てる商品で勝負することです。何でもやることや(品揃え)価格競争の市場でばかり戦っていたり、規模を追及するのは戦略のない会社で社員が疲れるだけで儲かりません。
 今年もみんながイキイキと働いている。社員がこの会社で働いていることにプライドを持っている。こんな夢を実現したいですね。